阿蘇山



 ラリーグラス、ビスタリー、日本百名山研究会の三会企画による九州本土の最高峰を含む「九州の屋根」を登るに参加しました。
 6月5日4時30分、富士重工の駐車場を羽田に向けて臼田コーチ、石川リーダーを下に16人で出発しました。車はすいすいで予定より早く着きました。手続きを済ませて搭乗飛行機は8時25分に離陸し、熊本に10時15分に着陸しました。空港には手配をしておいた現地のタクシーが待っていて阿蘇山の登山口仙酔峡へと向かいました。お昼を食べて、準備運動をして12時30分頂上を目指して足元の悪い大きな石がごろごろのバカ尾根を登って行きました。天気は曇りで蒸し暑く、登りはきつかったですが、時折り雲の切れ間から見える阿蘇の五岳は雄大で、「ウワァー、見えた見えたよ、綺麗だね〜」と疲れた体を癒してくれました。臼田先生がもうすぐ分岐に着くからねと励ましてくれました。分岐には14時に着きました。天狗の舞台から見る深山霧島つつじは最高なので、先生はここまで来たのだから行こうと、天狗の舞台へ連れて行ってくれました。天狗の舞台へ行く道の両脇も霧島つつじで、とても素晴らしく芝桜のじゅうたんです。緑とピンクのパッチワーク、自然の織り成す美しさにはただただ感動するばかりです。
天狗の舞台から見る霧島つつじは、格別で「みんな最高ね。来てよかったね」とカメラパチパチ、名残惜しみながら天狗の舞台を3時に後にしました。阿蘇高岳(1592m)、中岳(1506m)と記念撮影をしながら、火口東へと足を進めてきました。砂千里ヶ浜から見る山は噴火によって、容を変えてしまい不気味さを感じる程で、改めて自然の恐ろしさを感じとりました。火口は第一から第四火口まであり、山肌には緑ひとつ無く、こういう山もあるんだと、この目に納めました。火口東まで下りてきたら、雷がゴロゴロ始まったが、たいした事もなく、「遠く栃木県から阿蘇の山を登りに来て感動したかい」とでも雷が声掛けている様に思えました。雨もパラパラ降ってきましたが、雨具を付ける程でもなく無事に仙酔峡登山口に4時30分に着きました。完登の喜びを臼田先生と握手をしました。
リーダーの石川さんの掛け声で整理運動をして、17時、今夜のホテル赤水温泉阿蘇白雲荘へと向かいました。17時30分ホテルに着きました。お湯の泉質はマグネシウム、ナトリウム、硫酸塩の赤湯で体も温まり、疲れと汗を流しました。夕食もたっぷりのご馳走で、お腹一杯、明日に向けて早めに床につきました。

        「砂千里ヶ浜からみる火口」

        「天狗の舞台からみる深山霧島つつじ」

        「満開の深山霧島つつじ」

      


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