一日一生(12月号後編)
一年を振り返る



 皆様、師走も間もなく終わり、新年を迎えようとしています。お元気ですか?今回は、今年一年を振り返り千秋楽といたします。千秋楽といえば、相撲界は大変な1年となりました。
1 3月27日、栃木県にある茶臼岳での雪崩により、大田原高校の山岳部の生徒と教師8人の命が奪われたこと。思い起こすだけでも、苦しくなります。夢多き男子高校生、その遺族にとって、今年は最悪の年となりました。これからずっと3月が来ると、どうして!何故という言葉が去来することでしょう。
2 10月30日のニュースから、神奈川県座間市で起きた、9人の女性たち。SNSによって、自殺をしたいとのメールから、10代・20代の女性が殺害され、クーラーボックスで、白骨化されていたこと。便利なはずのインターネット、ツイッターが悪用されての痛ましい事件です。
 中学生、高校生の女の子たちは、「お金が欲しい」と、ツイッターで書くと、たちまち応答が群がってくるとのことです。北海道から九州までの若い女性800人に調査したデータがあります。彼女たちは、喫茶店デート、散歩のデート、風俗に関係した女性たちです。その録音をラジオでききました。彼女たちは「わりきり」と言うそうです。お金が欲しい時はわりきるのだそうです。ある女性は、1ヶ月に300万円の収入があるというのです。性的関係がなくて、例えば、カラオケで1時間話し相手になるだけで1万円くれる30代の男性もいたとのこと。「どうしてそんなにくれるの?」と彼女が聞いたら、「自分は女性とまともに話すことができない。だから、話し相手になってもらうだけで嬉しいんだよ。」と言ったそうです。
 そういえば、最近の若者の多くが、電話よりも、ラインとかメールでのやりとりが圧倒的に多く、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人が増えているようにおもいます。私流に書かせてもらえば、読書をしない若者が増え、考えたり感じたりする人が減っているのではないでしょうか?
 最近、気がつくことに、特別支援教育、障害児教育を目指している大学生でも、私のような視覚障害者が近くにいても、挨拶をしない学生が増えているように感じます。スマホ現象でしょうか?(もちろん、そのような人ばかりでないことを申し添えますが)
3 劣化するマスコミ、内閣・国会。
 3月24日の国会では、籠池国会では証人喚問をしました。森友学園のゴミ処理問題、安倍総理婦人の百万円問題などです。10億円する土地を、地下にゴミがうまっているからとのことで、1億3400万円で受註したことについてでした。
 籠池さんは、安倍昭恵さんから百万円を受け取ったといいますが、昭恵さんと安倍総理はそんなことは全くないといいました。
 衆議院選挙が終わってから、会計監査委員から、ゴミ処理に関する価格の根拠が分からないとの回答がでました。また、籠池さんと、理財局との録音も、財務省で認めました。「動かぬ証拠」があっても、総理をはじめ、内閣は全否定です。籠池さんは、夫婦共々刑務所から出してもらえず、正月を迎えるのでしょうか?
 今年のキーワードは、籠池さんが国会で言ったことば、「事実は小説よりも奇なり」ではないかと思います。
 加計学園問題も、疑惑に満ちています。獣医大学を設立するための4条件について、審議会では、もう建物があるのですから、そのことについては、ここでは議論の対象にならないと文科省からの話があり、審議員からは、納得のいかない議論であったといいます。
 通常国会で、徹底的に議論をしてもらいたいです。国民の80%が、納得がいかないとの世論調査です。
4 崩壊した民進党
 前原、小池の秘密会議の結果、希望の党ができました。しかし、三つのエラーがあって、希望がしゃぼんだまのごとく屋根まで飛んで消えました。30%あった支持率も、今や1%です。
 「希望の党、迷い・悩みどこへ行く今は木造船で海の仲」
5 我が家にとってのチャレンジ
 7月15日に、教会から歩いて10分の所に引っ越しました。あれから5ヶ月になります。思いがけないことから、チャレンジの途上にあります。以前の家をリフォームして、売り出し中です。問い合わせは何件かありますが、来年への課題となっております。
 これを解決して借金を返済することが、私の課題です。厳しいけれど、チャレンジがあることは、良いことと思います。前回は半年で売却ができました。半年は祈りつつの忍耐です。
 待つということは、期待と共に不安もあります。「意志あるところに道あり」をモットうに新年を迎えたいと思います。
 この1年、ご一読いただきましてありがとうございました。良きクリスマスと新年を迎えたいと思います。
 倉本聰さんの言葉を最後に書きます。長生きしたければ三つのことを守ることだ。転ぶな、風邪をひくな、義理をかけ。私も、この言葉を守って、今年読んだ、佐藤愛子さんのように、生きて行きたいと思います。ありがとうございました。
 そうそう、来年ですが、書く度を変えて、一月に一度、「ニュースホットドッグ」として継続いたします。
 エッセイも7年目に入ります。同総会の事務局には毎回お世話になり、心より感謝申し上げます。
 そして、ホームページを開いて読んでくださるみなさまにも本当に感謝しております。ラストイヤーと思っております。
 Have happy Holidays!
 May God bless you all!



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