第1回 もみじの人生日記




 栃木県立盲学校の同窓会の皆さん、新年のお喜びを申し上げます。昨年は「我が人生旅日記」をご愛読いただきまして心より感謝申し上げます。今年も、同窓会事務局のご協力をいただいて、連載を書く事にいたしました。今年は、日々の生活の様子や、ニュースなどで話題になっていることを、私の考えを書いて、読者の異論・反論をいただけましたら嬉しいです。同窓会ホームページにも「とちのみランド」という掲示板がありますので、そちらに意見や感想等を直接書いていただいても結構です。
 さて、「もみじイヤー」という言葉を聞いたことがありますか?これは、60歳から70歳までの10年間をさしているそうです。退職した後の10年か、健康的には恵まれ、旅行・ボランティア活動・新しいことへのチャレンジができるのはこの10年間が最も楽しく、有意義に過ごすことができるというのです。言うまでもなく、80歳で、新党を立ち上げている人もいれば、100歳を超えても日野原先生のように、お元気な人もいらっしゃいます。私にとりましては、60歳で退職しての人生ですから、もみじイヤーの始まりです。そこでタイトルを最初のように付けました。法律が変わり、ゆくゆくは65歳まで働かなければ、年金がいただけなくなる時がヒタヒタと近づいていますね。もちろん働きたい人にとっては朗報ですが、ユックリとしたい人にとっては、60歳以降、仕事はあるが、給料が大幅にダウンでは、こりゃあ辛いですよね。私のように、昨年退職した人の中で、続けて働いている人は、30パーセントだそうです。若い人たちに仕事を明け渡すのが良いのでは無いかというのが私の考えです。
 さて、これまでが前置きです。年末年始、皆様はどのように過ごされましたか。紅白歌合戦は、私も家族と共に過ごしましたが、若い人たちの歌は全く知りませんでしたね。視聴率が42.5%とか、時間が長すぎます。以前は、9時5分から11時45分まででした。キャリーパミュパミュってどういう意味なんでしょうか。「パミュ」などは舌をかみそうですね。私は年末に、パソコンを使って楽しい時間の過ごし方を見つけました。you tubeで検索して、懐かしい落語・漫才を楽しむことができるのです。5代目三遊亭円楽さん、立川談志さん、その他、有名な落語の代表的なものを、無料で楽しむことができます。今回は、新作落語家、昔昔亭桃太郎さん(せきせきていももたろう)の落語が面白かったです。一人で笑っていました。「カラオケ病院、石原裕次郎物語等お勧めです。漫才も沢山ありますが、春日三球・照代(かすがさんきゅう・てるよ)さんの「山手線ものがたり」は最もヒットしました。携帯電話の方も、「スマホ」ならば楽しめるかも知れませんが、やはり私にはパソコンが使いやすいですね。今は、3台持っていて、適宜使っております。自宅にて開業をしている方、お疲れの時には、是非落語・漫才、懐メロをパソコンでお楽しみください。私は好きな歌を「お気に入り」に登録して毎朝聞いています。
 さて、政治の話を書きます。12月16日に選挙がありました。史上最低の投票率で、自民党への支持率が小選挙区で24パーセント、比例区で15パーセントなのに、300席に近づく大勝利でした。前回、民主党が勝ちすぎて、どうしたら良いか分からずに、右往左往しての混乱ぶり、国民は裏切られたと感じて、今回はソッポを向きましたね。維新の会も、100議席以上を目標にしましたが、12党乱立で、漁夫の利を得たのは自民党でした。今回はみんなの党のいう「アゼンダ」が、景気回復となってしまい、原発を進めるか止めるかについては、焦点とはなりませんでした。関心度が11%でした。沖縄の問題と同様、東日本大震災・福島原発が忘れられてはならないはずです。先ごろ、7千億円が、東電への救済のために投入されました。これが3回目です、合わせて3兆円になりました。毎年5兆円と言われ、これが40年続くと、2百兆円になるのです。全て税金でまかなうしか方法がありません。チェルノブイリからは、いまだに放射能がコンクリートから漏れており、さらにその上に、ドームを作ろうかというのです。日本はどうするのでしょうか。
 話がかたくなりましたね。最後にクイズを出します。ある病院で看板を出して何事かを書いたそうです。すると、次の日から、患者がピタリと来なくなりました。さてその看板には何と書いてあったでしょうか。答えは次号でお知らせします。
 寒い日が続きます。円安で、ガソリンや灯油が上がらないかと心配しています。風邪が流行っています。お互いに体に気をつけて、今年も元気に生きましょう。
 2013年1月3日 記


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