ニュースホットドック(2月号)
ニュースに一言


 皆様お元気でいらっしゃいますか?今年もインフルエンザが猛威をふるっているようです。3百万人になるかも知れません。2月4日に立春を迎えました。今年の冬は、12月以来本当に寒かったですね。1月22日には、ここ宇都宮では、27センチの雪が降り、1週間日陰の雪がとけませんでした。
 さて、今回は2月9日から韓国のピョンチャンで冬のオリンピックが開かれますが、それと関係して北朝鮮問題について、私の考えを書きます。
 まずそのオリンピックに関して、安倍総理は、当初、慰安婦の問題がこじれていることから、オリンピックには行かないと言っていました。しかし、1月になってから、総合的に判断して行くと変更となりました。これには賛否両論噴出しました。
 私は最初から、総理は当然行くべきと思っていました。理由は、ブラジルでのオリンピック、閉会式では、マリオにふんして登場しました。地球の裏側まで行ったのです。旅行好きな総理、最近は、バルト三国まで出向きました。ロシアのプーチン大統領とは17回あいました。2年前には大統領にもならない、トランプさんに合うために、ケネディー駐日大使の止めるのも聞かずに飛んで行きました。何故に、隣の国の韓国に行かないのか?政治とスポーツは違うのでは無いかと思っていました。大国にはご機嫌をはらい、隣国には、圧力・制裁と叫んでいるのです。
 他方、国難と評しての衆議院選挙をしました。とにかく、2020年には東京オリンピックがあるのですから、まずは、総理が行くことになってホッとしています。アメリカでは、ペンス副大統領が行くと聞いて、メリットとデメリットを計算してのことでしょう。
 2年程前から、マスコミは、北朝鮮が核ミサイルを発射する度に、大騒ぎです。(私はそのように感じています)J alert(緊急警報)というべき音を鳴らしました。やれ、窓から離れてください。地下へ入ってください。地下鉄を止めますなどと、それはすさまじに報道でした。特に、NHKでは、戦争中の空襲警報かと思わざるをえないほどだと感じました。
 対話と圧力を何度も内閣の報道に合わせての連携報道でした。それを聞きながら、私は「これで良いのだろうか?」日本こそ平和のためにもっと対話をするべきだと思います。制裁とか圧力といっても、日本は戦争をしないと憲法で定めております。日本にしかできないこと、日本でこそできることをやるべきと思います。
 アメリカと北朝鮮での非難の応酬に加わる必要はありません。もっと言うならば、1941年からの太平洋戦争中、日本も原子爆弾を作ろうと密かにしていました。結果は失敗し、アメリカに向けてふうせん爆弾を送ったというのです。大半は途中で海に落ちてしまいました。
 北朝鮮は、イラク・リビアのことから、自国を守ためには、核爆弾を持たなければ、アメリカにやられるとの強い危機感を持っています。いくら制裁をしても、一度作った核兵器を手放す分けにはいかないでしょう。
 中国のいうことさえ従わないのですから。北風と太陽ではありませんが、避難すればするほど、意固地になるものと思います。更に加えて、拉致問題もあります。むしろ、日本政府は、北朝鮮に出向いていって、胸襟を開いて交渉をしてはどうでしょうか?
 この核ミサイルについて、作家の伊集院静(いじゅういんしずか)さんは、次のように書いています。
 「北朝鮮が韓国のオリンピックに参加するようになったのには理由があります。
 国連の制裁決議の結果、北朝鮮に石油が激減して困り果てているのではないか。さらに、彼らが、核ミサイルが完成したといっても、じつのところは、まだ完成していないことが分かって、軟化したのではないか」というのです。
 6万人の子どもたちが、栄養失調の状況にあると、ユニセフが最近発表しました。北朝鮮も困っているのです。
 日本がアメリカの核の傘のしたにあるからと言って、核兵器廃絶にも賛成しないことは、国益に反すると言わざるをえません。先ごろノーベル平和賞を受けたicanからも、日本が責任をはたしていないとの厳しい批判を受けました。
 もっと考えなければならないのは、アメリカが本当に日本を守ってくれるかということにもつきあたります。何故ならば、米軍基地が北海道にはありません。戦争をしてはなりません。しかし、万が一、ロシアがせめてきたら、北海道は、あっと言う間にロシア軍に占領されてしまうとおもうのです。
 何を言っている?と、思われるかも知れません。
 最近以下のようなニュースを耳にしました。
 ヤルタ会談時、アメリカとロシアは、秘密裏話し合いました。それは、北方4島をロシアが占領することを、アメリカが証人しました。そしてさらに、アメリカは、そのために、戦艦を提供したというのです。正に耳を疑わざるをえません。
 マスコミのほとんどはこのことについて触れていません。私が聞いたのは、TBSラジオの「デイキャッチランキング」という番組です。北海道新聞に掲載されたというのです。
 北方2島返還は合意されていましたが、日本がいくら主張しても、4島返還はありえないのですが、これにこしゅしているうちは、当分返還されることはないと思います。
 敗戦国の哀れになります。日本が二つに分離されなかっただけ幸運だったと思うしかありません。
 朝鮮半島がその苦しめに悩んでいるのですから。
 核ミサイルについて、加えると、パキスタン・インド・イスラエルでも持っています。1万発持っているアメリカがいくら言っても、今の北朝鮮では、手放す訳は無いと思います。ですから、中国やロシアは、使わせないような方法を考えているとおもうのです。そのためには、発想を変えて、アメリカは、平和条約を結ぶくらいの覚悟を決めなければとおもいます。日本にしても、国交がありません。何回でも足を運び、説得納得をはかるべきと思います。拉致問題は解決しません。
 最近のテレビ、新聞の報道の偏りにうんざりします。
 2011年の東日本大震災から今年で7年になります。計画停電とは何だったのでしょうか?原発が無くなったら大変だよ!との警告だったのでしょう。しかし、原発が無くても生活は可能なのです。むしろ、賠償金、廃炉などを計算したら、天上知らずの負担になり、国民の税金になります。
電気を節約するとしたら、24時間のテレビ放送真夜中はやめても良いのでは無いかと思います。DVDが普及しました。真夜中の視聴率も大半は10パーセント以下です。
 栃木県の電気量は、260万キロワットの消費量です。現在十分にまかなわれています。従って、あの時の「計画停電は不用」でした。不安を煽っただけだと思います。
 問題なのは、東京です。人口の10パーセント超が住んでいます。
2 私の読書ノート
 この一月、吉川英治著「新平家物語」を読みました。1950年から、7年間、朝日新聞に連載したものです。この本から、私は多くのことを学びました。
 権力争いのために、戦いにつぐ戦い。その結果、罪のない子供たち、女性たちが悲劇にあいました。あれから間もなく千年になろうとしてますが、世界は変わりません。返って悪化しているのではないかと思います。
 源 義経、主従の人情のあつさには胸が熱くなりました。8千ページにおよぶ本ですが、よくぞここまで詳細に調べたものと、ただ感服です。
 それでは、今月はこれにて失礼します。次回は、弥生3月にお会いしましょう。
 先生とよばず言いたい「せんこう」と
 生臭い、学園、スパコン線香が
 新年に飛んでるヘリとやじ(時事川柳より)
 


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