ニュースホットドック(6月号)
最近のニュースから


 関東地方では11日に、梅雨に入りましたが如何お過ごしですか?30度になったり、20度になったり、1日ごとに暑かったり寒かったり自律神経も疲れてしまうのではないかと思います。
 梅雨になり のびてしまうよ 森とかけ(時事川柳)がありました。改竄、隠蔽、虚偽答弁で、国会のみならず、ニュースが振り回されています。膿を出す あなたがその膿の元との川柳。ご本人は気づいているのか?知らぬふりか?「いいかげんにしろよ」とのあきらめを待っているのでしょうか?
 その戦略も分かりますが、アメリカ大統領の、粘り強い、トランプスキャンダルに学ぶ必要があるかと思います。
 さて、今月は、最近のニュースからいくつかピックアップします。
1.嬉しかった一声。
 昨年の7月15日に、64所帯のマンションへ引っ越して、間もなく1年になります。
 浜田勇太郎さんの影響か、エレベーターに乗っていると、良く声をかけていただきます。何処に行きますか?大丈夫ですか?などと、ありがたい声かけがあります。アメリカなら、May I help you?といったところですね。
 つい先日、エレベーターに乗ろうとしましたら、「あの、私は、501号室にいる、まるまるですが、阿久津さんには、教会学校でお世話になっております。」との嬉しい声かけがありました。
 私は、教会学校でのボランティアをして、39年になります。このように、声をかけていただくことが、1年に1回か2回ありますが、教会学校でのボランティア活動の名利につきます。
 清愛幼稚園に子どもさんが通い、教会学校に出席していた方のようです。現在は、小学生になり、教会にはなかなか出席できない様ですが、私たちの住む2階のすぐ上にも、教会学校に来ていた家族が住んでいます。
 障碍者の社会参加といいますが、このようにして、コミュニケーションが図れることは、本当に感謝なことです。
 2.子どもの虐待について
 6月に入り、東京では、いわちゃん・5歳の虐待が連日報道されました。母親が再婚しました。そして、義理の父親から、5歳になる、いわちゃんが食事も与えられず、寒い冬空の下、ベランダに出されたとか、食事も、本の僅かしか与えられず、平均20キロあるべき体重が12キロになって、餓死状態で亡くなってしまいました。
 児童相談所の連携が上手く行かなかった責任も問われると思いますが、母親の子どもへの愛情よりも、夫を思う気持ちの方がはるかに強い。心が痛み、涙が出ます。
 関連して私の経験を書きます。プライバシーのこともありますので、あまり具体的なことを書くことはできません。
 我が家で、8年間里子としてお預かりした子どもの母親ですが、3回再婚しました。今は、その娘と暮らしていますが、たびたび妻の所に電話がかかります。我が家にいた娘が、メンタルが弱く、なかなか自立できないと愚痴をいいます。我が家にいたのは、もう、20年前のことです。私たちは、その娘を、わが子同様に接していましたが、娘は、実母よりも、我が家を頼りにして、何か悩みがあると、真夜中でも突然やってきたことも数多くあります。
 私たちは、これは必ずしも良いことでは無いと思い、母親に、親子関係をしっかりして話し合い、分かち合うようにと話をしていますが、母親には、どうしても、娘への思いよりも、現在の夫への遠慮があるのです。ですから、母子の関係が深まらないので、娘の心も不安定になっているのだと思います。
 そんな夫婦関係なら、夫を選ぶか、娘を選ぶかということになりませんか?
 現在の夫は、娘が疎くなり、家を出て行くようにと言っているというのです。
 「あなたがそんなに私の娘を理解してくれないなら、私は娘と一緒に暮らします。」と、言えないものかと思わざるをえません。
 分かれたら生活ができないと思うので、夫を選んでしまうのかと思います。母親の生き方に、傷ついた娘の気持ちに原因があると私は思うのです。
 こんかいのいわちゃんのケースも、私たちが経験していることと非常に似ていると思うのです。そのような出来事が、日常茶飯事のようになっているのです。ですから、格差社会が益々広まって、貧困社会が増えていくのでは無いかと思います。
3.安倍総理に一言
 昨年、トランプ大統領が誕生して1年になりますが、7回も会っています。その度に、朝鮮には、最大の圧力と制裁を繰り返し、拉致事件を解決するように詣でていました。
 最近のトランプ大統領との後の、記者会見では、自ら、北朝鮮と交渉するようなことを言い始めました。
 これって、外交がめちゃくちゃではありませんか?
 アメリカでは、すでに、3人の人が外交の結果解放されて、トランプ大統領、自信を感じられます。外交には裏と表があることぐらいは、素人でも分かります。
 小泉総理の時に、5人の拉致者が、インドネシアで解放されました。この時に、日本政府は、一人につき、1億円支払ったとの報道もありました。事実関係は闇の中ですが、私はこれが真実ではないかと思います。
 フランスも、ISとの解放交渉では、金銭による解放をしたと聞いています。
 ロシアに18回、アメリカに1年に7回も行くよりも、北朝鮮に、1回、2回と直接会えば、もっと早く解決に近づいたのではないかと思います。
 アメリカの陸軍は、早々に、北朝鮮と戦争はしない。しても、何十万人もの死者が出て避難民でアジアは混乱すると発表しました。
 大統領は、今年秋の中間選挙に向けて、ポイントを取りたいので、「君子豹変す」の格言のごとく、急展開です。日本政府は、アメリカの傘ばかりを頼りにすると、ずぶぬれになってしまいます。
 自ら考え自ら行動する政府になってもらいたいものです。日米は完全一致しています!ではなくて、日本は日本の立場で、判断と決断をしてもらいたいと思います。
 アメリカの40年の歴史を振り返ると、ベトナム戦争、アフガニスタンでの戦争、イラクとの戦争、そして、シリア・エルサレム問題。いったいどれだけの米軍兵士が亡くなったことか?
 イラク戦争への介入ににより、サダム・フセイン大統領がいなくなった結果、イラクではスンニー派、シーア派が分裂し、IS(イスラミック・ステイツ)が生まれて、世界のいたるところで、自爆テロが広がりました。インドネシアやパキスタンの教会では、礼拝中に自爆テロが入り込み、数十人の命がうばわれる惨劇となってしまっています。
 今回の米北朝鮮のトップ対談によって、戦争はやめようというメッセージだと私は理解し、嬉しく思っております。

私の読書ノート
1.茂木健一郎著「続ける脳」
 世の中に天才と言われる人は皆無手はないけれど、人生続けることの大切さを、科学的に、分かりやすく書いてあります。
 例えば、バイオリンをしたいと思えば、1万時間練習すれば、たいていの場合弾くことができるようになるというのです。どんなことでも続けることによって、脳と体が学習して、発達していくというのです。
 ピアノを弾くこと、語学の勉強、納得でした。
 「継続は力なり」と言われますがその通りです。英語では、Practice makes us perfectです。世界共通のことですね。あの、野球の名手イチロウでさえ、毎日、200の
チェックポイントを手抜きしないで準備しているといいます。
2.日野原重明著「生きていくあなたへ、どうしてものこしていきたかったことば」
 昨年7月18日、105歳10ヶ月で亡くなられた日野原先生の最後のメッセージです。
 対談方式、悩みに答える形で書かれていますが、日野原さんが亡くなる2ヶ月前の「遺言」ともいうべきことばに心を打たれました。
 1年の半分が過ぎようとしています。ソマリアでは、大洪水のために、何十万人という子どもが、病気になり、亡くなっています。イスラエルとパレスチナの戦いでも、連日死者が出ています。
 世界に平和が来るようにと祈るばかりです。


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