2015年1月




1日
 元旦礼拝、出席者23名。「初詣 何千万人が神社行き 我が家はそろって 礼拝す」
2日
 自宅にて、アンネの日記をラジオで聴く(最新版95年発行)。朗読は、竹下景子。これまで公表されなかったことには、15歳のアンネが悩んだこと、恋の悩み、子どもがどこから産まれることにも知識がなくて、悩んだことなどが書いてあった。1943年の頃である。私も、幼い時、子供はお母さんのお腹から産まれることと信じていた。
3日
 土曜、教会学校の話の準備。
4日
 教会学校。聖書は「マタイによる福音書1章23節」、インマヌエル。蜂に刺された星野竜とめひろさんの話と、ソフトバンクから大リーグに行った川崎宗則さんの、英語の苦労話から、help meといえば、かならず助けてくださることから、神様は助けを求める祈りには答えてくださいます、との話。
5日
 点訳校正、じろはったんの話。
6日
 砥上診療所への通院。
7日
 松原教会、聖書研究会、参加者4名。ルターとカルバンについて学ぶ。そのほかに、権力・名誉があると、暴走する恐ろしさについて話し合った。
8日から10日にかけて
 村上春樹著「ノルウェーの森」を聴く。生と死、自己の存在意義について、悩む青年たちの生き方がリアルに描かれている。村上春樹氏は、私より二つ年上なので、彼は早稲田大学であるが、当時の大学時代とオーバーラップして、とても懐かしい。峯岸さんの朗読が絶品である。女子大生の読み方が最高でした。女性の性への興味と憧れがいきいきと書かれていた。「ノルウェー」とは、ビートルズの歌で、国名とは無関係であった。
11日
 教会学校と礼拝に出席する。
12日
 栃視協の新年会とカラオケ会。新年会では、82名が参加、知事と市長が出席して挨拶をした。18人がカラオケに出席して盛り上がった。
13日
 読書疲れのために、午後は昼寝。リンクポケットのアダプターがクラッシュして、ショックを受けている。買いなおさなければなりません。
14日
 リンクポケットのアダプターについて問い合わせたところ、2600円程度と聞いてホッとした。16日には届くとのこと。本体も影響を受けていなければ良いが。点訳グループ、スカイベリーの手伝いに午後出かけた。送迎を車でしていただけるので感謝である。
30日
 三日前にダイヤリーを書いていたパソコンが、突然消えてしまい、これまでの記録が出てこないので、思い出す限りに読書ノートを書いておく。村上春樹氏の本は沢山読んでいる。
1 海辺のカフカ
 これは、カフカという少年が4歳の時に、母親に見捨てられたことから、ルーツを辿って、香川県まで出かけて行く。その間、様々な複線があり、色々な出来事がからみあう話となっている。生と死とはなにか?家族とは何かを問いかけている本。
2 ノルウェーの森
 これは、直子と僕が大学時代に出会ったところから始まる。彼女は心の病に苦しみ、人里離なれた所に行って生活をする。心の病をもつ人たちが集まる集落である。他方、大学では、学生運動などもあり、僕は、生きる目的を見失い、孤独感に悩み、緑という明るい女性と出会う。最後は読者の判断にまかせるというストーリー。村上春樹氏にとって、森とは生と死を表しているように私には感じた。
3 色彩のない「つくる」の巡礼の道
 「つくる」という大学生が、高校時代に仲良くしていた、5人の仲間について、自分が友人をレープしたという噂を流されたことから、誤解をとこうとして、名古屋に行き、最後はフィンランドのクラスメイトに会う。サラという、年上の女性のアドバイスもあり、親しくなり、最後は結婚をすると推測されるが、読者に余韻を与えて物語りは終わる。色彩とは彼の個性。自分でものごとを判断できないということに悩む人格の個性を表していると思う。
4 太陽の西
 これは、小学時代に憧れていた、クラスメイトへの愛が忘れられない話を中心に、僕が結婚をしても、忘れられず、妻を選ぶか、島本さんという、憧れの彼女を選ぶかという話になる。高校時代に、別な女性との関係もあるが、僕は心が揺れていた。青春の門のようなものである。
5 女たちのいない男の世界
 東京で働いている男。俳優になるが、妻の浮気を知りつつ、知らないふりをする。妻は病死する。そんな中、男と女の関係とは何か?愛情か?信頼か?などを問いかけている。
6 アンダーグラウンド
 1995年のサリン事件に巻き込まれた人たちへのインタビューを起こしてのドキュメントである。
7 アフターダーク
 一夜の大都会のうごめく社会。男と女の裏の世界。欲望の世界を描いている。
 その他、これまでに読んだ本は、渡辺ひとし著「ダメ男が世界チャンピオンを作り出した」という実話。渡辺邦彦著「幸せのしっぽ」。これは、栃木県のガンセンターでの体験を基に、緩和医療、在宅ケアを取り上げての話である。大変示唆に富んでいる本である。
 1月も明日で終わりである。今日は雪が1日降りました。



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