2015年3月
10日
早いもので、3月も十日になる。東日本大震災から明日で4年になる。この間、福島第1原発は、お手上げ状態である。昨日、ドイツの首相メルケルが来日した。安倍総理とは、原発や戦後の歴史認識についてはあえて話しをしなかったが、今、この時に来日したということには深い意味があるように思う。講演では、日本の原発事故を見て、ドイツでは原発の停止を決断したと言い、戦争については、正しい歴史認識が必要であると話していた。つまり、日本にも、韓国や中国と平和・友好をもつようにといっているのだと思う。メルケルの言葉「和解と寛容さで、日本は韓国や中国と仲良くできるはずです。」に対して、外務大臣は、「日本は、ドイツやフランスとは実情は違う。」と否定した。せっかくドイツから来た首相には失礼ではないか?せめて、貴重なアドバイスとして受け止めさせていただきます。くらいは言えないものか?質が問われる。
1週間前には、神奈川県川崎市では、18歳の少年を始め、3人の少年たちが、13歳の少年を殺害し、昨日は、兵庫県洲本市で、40歳の男が、隣近所の人たち5人を殺害したというニュースがあった。格差・貧困の連鎖により、人々の心は傷つき痛み、ストレスの矛先が少年や老人に向いているのではないかと感じてしまう。日本は、安心安全とは、もはやいえないのである。
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