2015年11月後半
「英語のあれこれ」
皆様、こんにちは。如何お過ごしですか?今週の木曜日は、アメリカでは Thanksgiving Day(感謝祭)で、にぎやかに、楽しく過ごしていると思います。29日から三日間、日本の正月のようなものですね。
アメリカでの感謝祭とは、1620年に、メイフラワー号に乗った、102人の人たちが、信仰の自由を求めてアメリカ東部・プリマスに上陸しました。しかしその年の冬、飢えと寒さに苦しんでいる人たちを見かねた、先住民が、食べ物を与えました。そして翌年、収穫したものを、神様に捧げたことから始まったと聞いております。宗教によらず、日本でも、同じような収穫感謝のお祭りは、昔から神社で行われていますね。
しかし、今月のFriday、13日、ISによって、フランスでは、同時テロがおきてしまいました。119人が亡くなり、数百人が危険な状態にあります。ISでは、次はワシントンだとサイトに書いてありますから、緊張状態にあるかと思います。
さて、今回は、今までと少し傾向を変えて、アメリカとイギリスの英語の違いついて書いてみます。これは、NHKラジオ深夜便という番組の中で、一月に一度、恵泉大学の大杉先生が「教養としての英語」で、なかなか興味深い話をしております。私は、ストリーミングを通して聞いています。夜更かしにも限界がありますからね。今回は、その中から、一部を使わせていただきます。
イギリス英語とアメリカ英語の違いについて。まずは、語彙の違いについて書きます。日本の英語学習は、最近ではアメリカの英語が主流ではないでしょうか?地下鉄のことを、アメリカではsubwayと言います。それでは、イギリスでは何というでしょうか?知っておられる方も多いかと思いますが……。答えは、tube,under ground stationとなります。
第2問、日本ではアパートのことを、アメリカではapartmentと言います。それでは、イギリスでは何と言いますか?答えは、flat(フラット)です。本来は平らの意味です。しかし、イギリスではアパートのことをいいます。まあ、友達の住んでいるフラットに、ふらっと立ち寄るかはどうでしょうか?
ところがです。私はイギリスを歩いていた時に、subway(サブウエイ)というのを見かけました。ええ、地下鉄!と、思って階段を降りました。すると、また上り階段があるではありませんか?実は、イギリスのsubwayとは、地下道のことをいうのですね。アメリカでは、地下道をunderpassと言いますね。最近では、アンダーパスは、日本でも聞くようになりました。ちなみに、overpassとは陸橋のことをいいます。日本で、サブウェイという、サンドイッチ店というのがあるようですね。いやはや、ややこしいです。
さて、次は食べ物の話になります。日本のファミレスは、おなじみのフライドポテトと言いますね。ポテトと言えば伝わるかも知れませんが、アメリカで、フライドポテトでは伝わりませんね。何と言いますか?答えは、french fries, friesとなります。フランスから来たものでしょうか?それでは、イギリスでは何と言うでしょうか?この答えは、potate chipsなんですね。chipsという人もいるようです。
では、イギリスで、ポテトチップスを食べたいときは何と言えば良いでしょうか?答えはcrips(クリップス)といいます。もともとは、パリパリという擬音から来ているのです。つまり、ポテトチップスは「パリパリ」なのですね。
それでは、baked potatoe(ベイクドポテト)、イギリスでは何と言うでしょうか?ジャガイモを皮のついたまま焼いて、バターをつけたりしますね。これをイギリスでは何と言いますか?答えは、jacket potatoe(ジャケットポテト)です。皮のことを、上着・ジャケットと言うのです。
それでは、イギリスのスーパーに行きました。 aubergine(オーバジーン)と書いてありました。これは、何のことでしょうか?アメリカのスーパーでは、eggplantといいます。答え、日本でもおなじみの「なす」(茄子)のことを言います。形から、アメリカでは言うのでしょうね。
ここまでが、大杉先生のダジャレ混じりのお話です。ここからは、私の補足にいたします。
英語に出会って50年。「憶えても忘れます。でも忘れたらあきらめないで憶えるのです」これは、昔、旺文社の「英語まめたん」で、繰り返し聞きました。私もそう思います。今でも、この繰り返し学習の連続です。おもしろい表現がありましたら、それを憶えて呟いています。
まずは、大学生の時に、アメリカ駐留軍の放送局FENで、毎日聞いた、ベンジャー民・フランクリンの言葉です。大好きな言葉で、あれから40年、私を支え支えています。 "The only way to have a friend is to be one."(友達お持つ唯一の方法は、自ら友人になることです)正に、名言ではありませんか?
Ask, and it will be given you; seek, and you will find; knock, and it will be opened to you.
「もとめなさい、そうすれば あたえられるであろう。捜しなさい、そうすれば見いだすであろう。 門をたたきなさい、そうすれば開けてもらえるであろう。」(聖書、マタイによる福音書7章7節より)
それでは、勘違いしやすい和製英語と、日本の慣用的表現を紹介いたします。シュークリームといえば、靴磨き粉となります。英語では、cream puffになります。マインドコントロール、これはいかにも英語らしいのですが、和製英語です。正しくは、brain washとなります。喫茶店でのモーニングサービスは通じません。恋人の愛情表現になってしまうと聞いております。
イスラム国とアメリカ・フランスとの戦いは、ますます焼け石に水になるのではないかと心配しています。英語では、a drop in the bucket(バケツの1滴の水滴)です。
最近、この81文で英語がマスターできる、などとのメールが毎朝送りつけられて来ます。どこで見つけたのか、私のメールアドレス。その他にも、ウクライナ・ブラジルなどからもメール文が来るのです。私とメールで友達になりたいというのですが、危ない・危ない、うっかり返事をすると、私のメールブックが流出すると聞いています。
皆様も、NHKノラジオ深夜便のストリーミングを開いてみては如何でしょうか?なかなか良いものもあります。
今回はこの辺で失礼します。次回は、12月12日の予定でおります。今年も後2回で、千秋楽です。
師走です 臨時国会 サボってる(時事川柳より)
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